承認欲求・ハザード

 

ああ、怖いね。恐ろしいよ。

どうして人はリプライを送りたくなってしまうのだろう。

 

どうして、人は、リプライを送りつけたくなって、しまうのだろう。

 

 

他所から聞き齧ってきた、

仮初めで上塗りの人生経験と、

googleで検索すれば、

最上部に表示される上澄みの知識と、

 

何も体得、習熟、洗練もなされていない装備なのに。

 

どうして人はリプライを送りたくなるのだろう。

 

 

如何にして、人様の、表現の場へと、土足で踏み込んでいけるのだろう。

 

 

もしかしたら、リプライを送りたいという、その気持ち、気概も、含めて全部、飲み込まれてしまっているのかもしれないね。

 

 

---

 

 

これは自戒の意味合いもありますが、SNSに飲み込まれるな。

 

他者の人生が可視化された現代では、間接的な共感能力は向上し、一方において、直接的な共感能力は低下した。

 

ある種のニュー・タイプが生み出され続けている時代の流れに、インターネットから離れて、「留まった」ことのある者だけが、承認欲求・傍若無人の是非を問うている。

もし明日の朝、アクシズが落ちる、全てのSNS、掲示板ツールが機能を停止したとして、という思考に至る。

 

現代人は、もっと恋をしなさい。

ノンストップで人生を走り抜きなさい。

刹那的な感情に陶酔しなさい。

 

人間、智慧とは自己が見出すべきものであり、パッケージングされた叡智に振り回されるべきでない。

 

 

---

 

 

書は、書に道を求めなさいと説いている。