ポジティブ・イラマチオ

 

イケイケの男女グループ、5人組が、歩道を闊歩してゆく。

 

「あたし、人のブラジャー服の上から外すの上手いんだよね〜」

 

「え、ちょっとやめてよ〜(笑)」

 

「俺も上手いで!(笑)外すもつけるも自由自在(笑)」

 

「え、じゃあちょっとやってみる?(笑)」

 

「や、ここではマジでヤバいから(笑)」

 

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(笑)を読んで、読み手はどう捉えるだろう。

 

(笑)という記号は、単に笑みを浮かべるという意味合いに留まらず、ヘラヘラしている様子が思い浮かばれると思う、(笑)は、馬鹿同士の会話の薄ぺらさを象徴するアイコンとして確立された。

 

ウェイの人種が常用している点から始まった(笑)という記号の意味は、もはや使い手から独立して、一人歩きをはじめた。

 

(笑)という無二の表現ツールとして独立した瞬間であった。

 

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さて、私の同級生が中学教諭になり、教え子の中学一年生の女子生徒と車でドライブデートをし、車内でキスをし、懲戒免職一発アウトになったことからも分かるように、しばしば、女の若さはステータスになりがちである。

 

しかし、なんの経験もないペラッペラの女をいくら抱いても、一切の意味が無いのである。

 

すぐヤレる女を何人かき集めてみても、なんの意味もない。

 

私は、理解した。

 

30歳を超えて、豊富な知識、経験など含蓄のある女に、イラマチオをしてこそ、であると。

 

私は、理解している。

 

40歳を目前にしたババアに、無許可で。

 

私は、全てを理解しているのだ。

 

日常化したセックスへの飽きから来るイラマチオではなく、最初からのイラマチオを、白髪染めした後ろ髪をガッチリと捕まえ、バッキバキに怒張したペニス(笑)をキメてこそ、価値があるのだということを、ね。